アセトアルデヒド分解 検査

アセトアルデヒド分解検査とは?二日酔いとの関係性

大人にとっての一番の楽しみといえば、やっぱりお酒。疲れたときもいまいち調子が乗らないときも、お酒さえあれば全部楽になっちゃいますよね。

 

 

 

でも、人によってはそうではないようです。大して飲んでもいないのにフラフラになったり、二日酔いがひどく続いてしまったり……。これって、なぜなのでしょうか。

 

 

 

その答えは「アセトアルデヒド」なる物質と大きく関係しているそうなのです。いったいアセトアルデヒドとはなんのか。そして、分解検査を受けることによるメリットとは? お酒酔いにまつわるあれこれ、リサーチしました。

 

 

 

アセトアルデヒドって何?

あまり聞きなれない、このアセトアルデヒドという名前。いったいどのような物質のことを指しているのでしょうか。知っておくとためになるこの知識、説明致しましょう。

 

 

 

この物質は「アルデヒド」と呼ばれる有機化合物の一種で、?CH3CHOの科学式を持ちます。一見人工物のようなイメージを持ってしまいますが、実は自然界においても果実等が含有しており、人体においてもエタノールの酸化によって生成されることがあるそうです。

 

また、自動車の排気ガスやタバコの煙などにも混じっているようですね。

 

 

 

アセトアルデヒドは、二日酔いが発生する主要因を握っています。アルコールが肝臓に行きわたるとエタノールの酸化によってこの物質が発生し、脱水素酵素によって無害な物質へと変化されます。ですが、これがうまく分解されずに残留してしまうと、飲酒後時間が経っているにも関わらず、二日酔いとしてひどい吐き気や頭痛を引き起こしてしまうのです。

 

 

【検査必須】アセトアルデヒドの分解力が異なる条件

アセトアルデヒドが飲酒と深いかかわりを持っているということが、ご理解いただけたでしょうか。これが体内で正常に分解されれば二日酔いは起こらないのですが、それには個人差があるのです。いわゆる「お酒に弱い人」というのはこれがうまくいかないために、酔いが尾を引いてしまうのですね。

 

 

 

では、アセトアルデヒド分解力の差はどこでうまれるのか、説明していきましょう。

 

 

 

性別

 

男性か女性かということでも、実は二日酔いのなりやすさが異なります。一般的には、身体の小さい女性の方がアセトアルデヒドを分解する力が弱く、お酒に弱いとされています。また、肝臓の大きさや血液の量も、男性のそれに比べ女性が小さく少ない、ということも、女性が酔いに強くないという根拠になっています。

 

 

 

とはいえ、お酒が非常に強い女性もたくさんいらっしゃるので、決定的な差ではないでしょう。

 

 

年齢

 

大抵の場合、年を経ることによって臓器の働きは弱くなっていきます。肝臓も例外ではなく、アルコールを分解する力が衰えてしまうのです。

 

 

 

これらのことから考えれば、若者よりも年配者の方が二日酔いへの耐性がないという結論が導き出せます。酔いも早く回ってしまうので、多くの方は酒量自体が減少するでしょう。

 

 

 

お酒が好きなのもいいことですが、自分の年齢を考慮した上で、あまり無理はしないようにしましょうね。

 

 

 

遺伝子

 

かなり大きな要因を占めているのが、遺伝子による差です。ある研究によれば、二日酔いに強い方と弱い方の遺伝子における差は、実に50倍以上にもなるそうです。これはたとえば、あなたが代々下戸の血筋であれば、あなたもまた同様にお酒が弱くなる可能性が高いということになります。

 

 

 

ですが、お酒への耐性が必ずしも遺伝子で決まるわけではなく「両親は下戸だが息子は酒豪」という場合も多々あります。

 

 

 

アセトアルデヒド分解検査を受けるべき理由

さまざまな要因によって個人差が生じる、二日酔いへの耐性。そのアセトアルデヒド分解の能力というのは、検査によって把握することができます。

 

 

 

「でも、検査なんかしていいことあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はいろいろとメリットがあるのです。本項目でそれを説明していきましょう。

 

 

 

自分の酒量が把握できる

 

自身のアセトアルデヒド分解能力について検査で知ることができるれば、その酒量を客観的に知ることができます。「自分はビール3杯ぐらいまでならOKなんだ」といったような感じです。

 

 

 

自身が大丈夫である酒量さえ分かれば、うっかり飲みすぎて翌日つらい目に遭うということがなくなるでしょう。それに加えて、健康にも気を遣うことができます。

 

 

 

他人のお酒を断る理由ができる

 

実はこれがもっとも大きな理由ではないでしょうか。自身の酒量が科学的に、かつ客観的に証明できるということは、それを理由に他人からのお酒の誘いを断る手段ができるということです。

 

 

 

相手に飲酒を強要させる「アルハラ」問題は、今や社会人、学生の間で大きな問題となっています。一気飲み、大量飲みの強制によって、命を落としてしまう事件につながってしまうケースも発生している状況です。このようなことが起きれば、被害を受けた当人だけでなく、お酒を無理強いした人物の人生も大きく狂ってしまうでしょう。

 

 

 

アセトアルデヒド分解検査による客観的データの証明は、そうした惨事を防ぐためのストッパーとしても十分に活用可能なのです。

 

 

 

アセトアルデヒド分解検査に関するあれこれ

自身の適度な酒量を把握することによって、さまざまな活用が可能なアセトアルデヒド分解検査。ですが、肝心の検査というのは、いったいどこで受けられるのでしょうか。また、コストの面はどのようになっているのでしょう。気になるあれこれ、解説致します。

 

 

 

どこで受けられる?

 

主に病院などの専門機関で受けることが可能なようです。検査の内容としては、アルコールを摂取した上で行う血液検査や、咥内の粘膜をサンプリングして行う遺伝子検査、アルコールを染み込ませた絆創膏やガーゼを腕にあてて変化を観察するアルコールパッチテストなどがあります。

 

 

 

このうちアルコールパッチテスト、遺伝子検査については、物さえ揃えば自宅でも簡単に実行可能です。

 

 

 

いくらかかる?

 

検査に内容について、その金額は異なります。血液検査の場合は1000円から4000円、遺伝子検査の場合はそれより高額の5000円程度になるでしょう。

 

 

 

アルコールパッチテストのみの場合、医療機関における具体的な金額は明らかにされていませんが、自宅で行う場合はそれほどお金をかけることなく検査が可能かと思われます。ただし、検査で分かるデータの具体性と金額は比例しています。より詳しい結果を知りたいなら、遺伝子検査か血液検査をオススメします。

 

 

 

痛い?

 

アルコールパッチテストの場合、ガーゼ等を腕にあてるだけなので、それほど痛みは生じませんが、テストの結果によって発疹が発生し、かゆくなる場合があります

 

 

 

血液検査の場合は、採血のために注射を腕に打つ必要がありますので、少々の痛みが伴うでしょう。注射が苦手な方には少々オススメしづらい方法です。

 

 

 

遺伝子検査の場合は、大抵の場合咥内の粘膜を採るだけなので、それほど痛みが生じることはありませんが、検査の方法によっては、毛根から1本髪の毛を抜く必要があります。その際、チクリとした痛みを伴うでしょう。

 

 

 

いずれの場合も何かしらの痛みやかゆみが発生する可能性がありますので、自分が許容できる痛みを考慮した上で受けてください。

 

 

 

まとめ〜意外と知らない、アセトアルデヒドの真実〜

以上、アセトアルデヒド分解検査と二日酔いにまつわるさまざまな情報をお届けしました。

 

二日酔いというのは「やむを得ないこと」とみなされているのか、しっかりとした対策を立てられている方があまり多くないようです。

 

 

 

しかし、たびたび二日酔いによってカラダに負担を与えていれば、将来加齢とともに内臓器官などの働きが大きく低下し、病気になりやすくなる恐れがあります。将来の備えは今から、お酒は適度にたしなむ程度に止め、この世にたったひとつしかないご自身のカラダを、あまり苛めないようにしてくださいね。